くどうれいん『うたうおばけ』

歌人くどうれいんさんのエッセイ集。ISBNがついていない『わたしを空腹にしないほうがいい』をやっと手に入れて読んでとても良かったので、今作も見つけた瞬間購入を決めた。

 

食べ物がテーマの前作と違って周りの人にフォーカスした作品が多かったように思う。最近短歌が気になっていて、特に自分+/-10歳くらいの世代の短歌を読みあさっている。初谷むい、九螺さらら、千種創一とか。自分の中の感覚に近いけど自分では思いつかないような感性を見つけるのがとても良い。くどうさんのエッセイにも似たものを感じる。

 

特に自分が好きだったのはお婆ちゃんの話だ。おれもこんなお婆ちゃん欲しい。あんまり試し読みせずにエイヤッと買って読んで欲しいが、出版社のnote.comからこの話は読めるということを後で知った。(note.comの連載は読んだことがなかった)

 

https://note.com/kankanbou_e/n/nca5906988281?magazine_key=m332e3bb4947d

 

くどうさんの短歌を残念ながらあまり読んだ事がないので、今度はそちらも読んでみたい。